執筆者情報:小室 敦
「親知らず」
に関するよくある質問
親知らずはなぜきちんと生えないのか?
まずはじめに、お口の中に親知らずが生えてこない理由についてですが、これは顎の骨の大きさ、形が大きく影響しています。
現代人、特に日本人の顎は小さく、細くなる傾向が見られ、32本の歯全て並べるだけのスペースを確保しにくいです。ですから、順番的に最後に生えてくる親知らずがそのしわ寄せを受けることとなります。
具体的には、歯茎の中には存在しているけれども、口腔内に頭を出すことができない状態です。
それでも無理に生えてこようとする親知らずは、斜めに生えるたり、半分だけ頭を出したりするのです。
次に、歯茎の中にも生えていない親知らずについてですが、これは遺伝による影響が強いといえます。
私たちの歯は、歯胚と呼ばれる歯の卵の状態で顎骨の中に発生します。歯胚が徐々に成長していって、正常な永久歯の形に変化していくのです。
歯胚の数は、生まれた時からほぼ決まっていますので、親からの遺伝と考えて良いです。

