Contents
- 1 歯科矯正の費用問題と向き合う
- 2 歯科矯正の費用相場を知る
- 3 矯正費用の内訳を理解する
- 4 分割払いの種類と特徴
- 5 デンタルローン(医療ローン)
- 6 クレジットカード払い
- 7 院内分割払い
- 8 分割払いを賢く活用するポイント
- 9 総支払額を比較する
- 10 キャンペーンや特典を活用する
- 11 医療費控除を活用して税金を取り戻す
- 12 歯科矯正は医療費控除の対象になる?
- 13 医療費控除で戻ってくる金額の計算方法
- 14 分割払いと医療費控除の併用テクニック
- 15 分割払いでも医療費控除は受けられる
- 16 年末に支払いを調整する
- 17 表参道AK歯科・矯正歯科の支払いプラン
- 18 トータルフィーシステムの特徴
- 19 無料カウンセリングで費用を確認
- 20 まとめ:計画的な支払いで理想の歯並びを手に入れよう
歯科矯正の費用問題と向き合う
歯並びを整えたい。でも、高額な治療費が気になる。このような悩みを抱える方は少なくありません。歯科矯正は見た目の改善だけでなく、噛み合わせの改善による健康面のメリットも大きい治療です。しかし、その費用は決して安くはないのが現実です。
矯正治療を始めたいけれど、まとまった資金がない。治療費の負担を少しでも軽くしたい。そんな方のために、この記事では歯科矯正の費用負担を軽減する方法、特に分割払いの賢い活用法について詳しく解説します。
矯正治療は長期間にわたるものですが、費用面での不安を解消することで、より前向きに治療に取り組むことができるようになります。費用負担を軽減するための様々な選択肢を知り、あなたに最適な支払い方法を見つけていきましょう。
歯科矯正の費用相場を知る
まず最初に、歯科矯正にかかる費用の相場を把握しておきましょう。治療方法や範囲によって費用は大きく異なります。
矯正方法別の平均費用は以下のようになっています。
- 表側矯正(ワイヤー矯正):約30〜130万円
- 裏側矯正(ワイヤー矯正):約40〜170万円
- ハーフリンガル矯正:約35〜150万円
- マウスピース矯正:約10〜100万円
また、治療範囲によっても費用は変わります。前歯だけの「部分矯正」は平均で約52.8万円、奥歯を含む「全体矯正」は平均で約81.0万円と、約30万円もの差があります。
矯正治療の費用は、治療前の検査費用、矯正装置代、調整料、そして治療後の保定装置代など、様々な項目から構成されています。治療を検討する際は、これらすべてを含めた総額を確認することが重要です。
矯正費用の内訳を理解する
矯正治療の費用は大きく分けて「治療前」「治療中」「治療後」の3つの段階で発生します。それぞれの段階でどのような費用がかかるのか見ていきましょう。
治療前には、カウンセリング料、検査料、診断料などがかかります。カウンセリングは無料のクリニックも多いですが、精密検査や診断には費用がかかるケースがほとんどです。また、歯を動かすスペースを確保するための抜歯や研磨処置が必要な場合は、その費用も発生します。
治療中は、矯正装置代が主な費用となります。装置の種類によって価格は大きく異なり、目立たない裏側矯正やマウスピース矯正は表側矯正より高額になる傾向があります。また、通院ごとの調整料が別途かかるクリニックもあります。
治療後には、歯並びを維持するためのリテーナー(保定装置)代や定期的な観察料が必要です。これらの費用も忘れずに計算に入れておきましょう。
分割払いの種類と特徴
高額な矯正費用を一括で支払うのは難しいという方も多いでしょう。そんな方のために、多くの歯科医院では分割払いのオプションを用意しています。分割払いには主に以下の3つの方法があります。
デンタルローン(医療ローン)
デンタルローンは、歯科治療に特化した医療ローンの一種です。金融機関やクレジット会社が提供するサービスで、治療費を立て替えてもらい、後から分割で返済する仕組みになっています。
デンタルローンの金利は一般的に2.5〜8%程度と、クレジットカードの分割払いよりも低めに設定されています。また、最長で120回(10年)という長期の分割払いが可能なケースもあり、月々の負担を抑えることができます。
例えば、100万円の治療費を60回払いにした場合、金利5%で計算すると月々約19,000円の支払いとなります。ただし、審査があるため、収入や信用情報によっては利用できない場合もあります。
クレジットカード払い
多くの歯科医院ではクレジットカードでの支払いに対応しています。クレジットカードを使えば、カード会社の分割払いサービスを利用することができます。
クレジットカードの分割払いは、手続きが簡単で即日利用できるのが大きなメリットです。ただし、金利は10〜15%程度とデンタルローンよりも高めで、分割回数も最大で24回程度と短めになっています。
すでにカードを持っている方なら審査不要で利用できますが、金利負担が大きくなるため、総支払額はデンタルローンよりも増えることを覚えておきましょう。
院内分割払い
一部の歯科医院では、独自の分割払いプランを提供しています。クリニックと直接契約を結び、月々の分割払いで治療費を支払う方法です。
院内分割払いのメリットは、金融機関を介さないため審査が比較的緩やかなことや、場合によっては無金利で利用できることもある点です。ただし、分割回数は12〜24回程度と短めに設定されていることが多く、クリニックによっては頭金が必要な場合もあります。
どうしてもローンの審査に通らない方や、金利負担を避けたい方にとっては良い選択肢となるでしょう。
分割払いを賢く活用するポイント
分割払いを利用する際は、単に月々の支払額だけでなく、総支払額や自分の生活スタイルに合った返済計画を立てることが重要です。ここでは、分割払いを賢く活用するためのポイントをご紹介します。
総支払額を比較する
分割払いを検討する際は、月々の支払額だけでなく、総支払額(元金+金利・手数料)を必ず確認しましょう。金利が低くても分割回数が多いと、総支払額は大きく膨らみます。
例えば、100万円の治療費を金利5%で分割払いにした場合、36回払いの総支払額は約109万円、60回払いでは約114万円、120回払いでは約129万円と、分割回数が増えるほど総支払額も増えていきます。
可能な限り分割回数を少なくして総支払額を抑えることが理想ですが、無理のない返済計画を立てることも大切です。月々の支払いが家計を圧迫すると、他の生活費に影響が出てしまいます。
キャンペーンや特典を活用する
歯科医院によっては、分割払いに関するキャンペーンや特典を実施していることがあります。例えば、「12回払いまで無金利」「頭金なし」「初回の支払いが2ヶ月後から」などの特典です。
こうしたキャンペーンを上手に活用すれば、金利負担を抑えることができます。ただし、キャンペーンの適用条件や期間をしっかり確認し、本当にお得なのかを見極めることが大切です。
また、複数の歯科医院を比較検討する際は、治療費だけでなく、こうした支払いに関する特典も含めて総合的に判断するとよいでしょう。
医療費控除を活用して税金を取り戻す
矯正治療の費用負担を軽減する方法として、医療費控除の活用も忘れてはいけません。医療費控除とは、1年間に支払った医療費が一定額を超えた場合に、確定申告をすることで税金の一部が還付される制度です。
歯科矯正は医療費控除の対象になる?
歯科矯正が医療費控除の対象になるかどうかは、治療の目的によって異なります。単に見た目を美しくするための「審美目的」の治療は対象外ですが、噛み合わせの改善や発音の問題解決など「機能改善目的」の治療は医療費控除の対象となります。
子どもの矯正治療は、成長過程における健全な発育を促すためのものとして、おおむね医療費控除の対象になると考えられています。一方、大人の矯正でも、噛み合わせの問題や顎関節症などの機能的な問題を改善するための治療であれば、医療費控除の対象となる可能性があります。
医療費控除で戻ってくる金額の計算方法
医療費控除で戻ってくる金額は、以下の計算式で求められます。
まず、医療費控除額を計算します:
医療費控除額 = 実際に支払った医療費 - 保険金などで補填される金額 - 10万円(所得が200万円未満の場合は所得の5%)
次に、還付される税金を計算します:
還付金額 = 医療費控除額 × 所得税率
例えば、年間所得600万円の方が矯正治療で100万円支払い、保険金などの補填がない場合、医療費控除額は90万円(100万円-10万円)となります。所得税率を20%と仮定すると、還付される税金は18万円(90万円×20%)となります。
また、医療費控除は所得税だけでなく住民税の軽減にもつながります。住民税の軽減額は医療費控除額×10%程度となるため、上記の例では約9万円の住民税も軽減されることになります。
分割払いと医療費控除の併用テクニック
分割払いと医療費控除を上手に組み合わせることで、さらに費用負担を軽減することができます。ここでは、両者を併用するテクニックをご紹介します。
分割払いでも医療費控除は受けられる
分割払いを利用している場合でも、実際に支払った金額に対して医療費控除を受けることができます。ただし、控除の対象となるのは医療費の本体部分のみで、ローンの金利や手数料は対象外となります。
例えば、2025年に矯正治療を始め、初年度に50万円を支払った場合、2025年分の確定申告(2026年2〜3月)で医療費控除を申請できます。翌年以降も、その年に実際に支払った金額に対して控除を受けることが可能です。
ただし、クレジットカードで支払った場合は、カード会社が医療機関に支払った時点で「支払った」とみなされます。一方、デンタルローンの場合は、ローン会社への返済額ではなく、ローン会社が医療機関に支払った金額が「支払った医療費」となります。
年末に支払いを調整する
医療費控除は、1年間(1月1日〜12月31日)に支払った医療費の合計が10万円を超えた場合に適用されます。そのため、年末に支払いを調整することで、控除を効率的に受けられる場合があります。
例えば、その年の医療費が8万円しかない場合、年内に予定していた矯正の分割払いを前倒しして支払うことで、10万円の壁を超えて控除を受けられる可能性があります。逆に、すでに十分な医療費がある年は、翌年に支払いをずらすことで、翌年も控除を受けられる可能性が高まります。
ただし、無理な支払い調整は家計を圧迫する恐れがあるため、あくまでも余裕がある範囲で検討しましょう。
表参道AK歯科・矯正歯科の支払いプラン
表参道AK歯科・矯正歯科では、患者さんの経済的負担を軽減するために、様々な支払いプランを用意しています。ここでは、同院の支払いプランについて詳しくご紹介します。
トータルフィーシステムの特徴
表参道AK歯科・矯正歯科では、矯正治療に「トータルフィーシステム」を採用しています。これは、治療開始前に総額を明示し、追加料金が発生しにくい料金体系です。
トータルフィーシステムの大きなメリットは、矯正相談が無料であることに加え、毎月の調整料や保定管理料も無料となっている点です。これにより、治療中の追加費用の心配が少なく、計画的に支払いを進めることができます。
また、クレジットカードやデンタルローンにも対応しているため、一括での支払いが難しい方でも、無理なく治療を始めることができます。
無料カウンセリングで費用を確認
矯正治療の費用は、歯並びの状態や治療方法によって大きく異なります。表参道AK歯科・矯正歯科では、無料カウンセリングを実施しており、治療前に詳しい費用の説明を受けることができます。
「いきなり治療に入るのは怖い」「他院の話も聞きたいからまず相談だけ」という方でも気軽に相談できるので、まずは無料カウンセリングで自分の歯並びに適した治療法と費用を確認してみるとよいでしょう。
経験豊富な院長が診断・治療計画を立案し、一人ひとりに合った最適な治療を提案してくれます。費用面での不安や疑問も遠慮なく相談してみましょう。
まとめ:計画的な支払いで理想の歯並びを手に入れよう
歯科矯正は決して安い治療ではありませんが、分割払いや医療費控除を賢く活用することで、費用負担を軽減することができます。自分の予算や生活スタイルに合った支払い方法を選び、計画的に治療を進めていくことが大切です。
この記事でご紹介した内容をまとめると:
- 矯正治療の費用は方法や範囲によって30〜170万円と幅があります
- 分割払いには、デンタルローン、クレジットカード、院内分割払いの3種類があります
- 医療費控除を活用することで、税金の一部が還付される可能性があります
- 分割払いと医療費控除を併用することで、さらに費用負担を軽減できます
- 表参道AK歯科・矯正歯科では、トータルフィーシステムや無料カウンセリングなど、患者さんに優しい料金体系を採用しています
歯並びの悩みを抱えながらも、費用面での不安から治療をためらっている方は、ぜひ一度無料カウンセリングを受けてみてください。専門医に相談することで、自分に合った治療法と支払い方法が見つかるはずです。
理想の歯並びは、あなたの笑顔と自信を大きく変える可能性を秘めています。費用面での不安を解消し、前向きに矯正治療を始めてみませんか?

