ガミースマイルは歯の長さが原因?萌出不全と歯肉のかぶさりを解説

笑顔に自信が持てない、写真を撮るときに口元を隠してしまう・・・そんなお悩みはありませんか?
「ガミースマイル」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。笑ったときに歯茎が目立ってしまう状態のことですが、実はその原因は骨格だけではないのです。歯の長さや萌出の状態、歯肉のかぶさり方など、歯そのものに関わる要因が深く関係していることも多くあります。
私は日本歯科大学を卒業後、都内の複数の歯科医院で矯正歯科や審美歯科の診療に携わってきました。現在は表参道AK歯科・矯正歯科で院長として、日々患者さまの口元のお悩みに向き合っています。
この記事では、ガミースマイルの原因の中でも特に「歯の長さ」や「萌出不全」「歯肉のかぶさり」といった歯に関わる要因について、詳しく解説していきます。あなたに合った改善方法を見つけるお手伝いができれば幸いです。
Contents
- 1 目次
- 2 ガミースマイルとは?基本的な理解から始めよう
- 3 ガミースマイルの程度による分類
- 4 ガミースマイルが引き起こす心理的影響
- 5 歯の長さが短い・萌出不全がガミースマイルの原因に
- 6 歯冠長が短いとはどういうこと?
- 7 受動的萌出不全(Altered Passive Eruption)とは
- 8 歯肉が厚い・覆いかぶさっているケース
- 9 歯の長さに関わるガミースマイルの治療法
- 10 歯肉整形術(歯肉切除)
- 11 歯冠長延長術(クラウンレングスニング)
- 12 矯正歯科治療によるアプローチ
- 13 他の原因との組み合わせも考慮する必要性
- 14 骨格的な要因との関連
- 15 唇や筋肉の動きとの関連
- 16 複合的な診断と治療計画の重要性
- 17 表参道AK歯科・矯正歯科でのガミースマイル治療
- 18 当院の診療理念と特徴
- 19 院長がすべての診断・治療計画を担当
- 20 アクセスと診療時間
- 21 まとめ:あなたに合った改善方法を見つけましょう
- 22 表参道AK歯科・矯正歯科 院長:小室 敦
目次
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ガミースマイルとは?基本的な理解から始めよう
ガミースマイルとは、笑ったときに上の歯茎が通常よりも多く見えてしまう状態を指します。
「Gummy(ガミー)」は英語で「歯茎」を意味する言葉です。一般的には、笑顔のときに歯茎が3mm以上見える場合をガミースマイルと診断することが多いとされています。ただし、その基準や感じ方には個人差があり、ご自身が「気になる」と感じるかどうかが最も重要なポイントになります。

ガミースマイルの程度による分類
ガミースマイルは、歯茎の見える範囲によっていくつかの段階に分類されます。
-
軽度(マイルド)・・・歯の長さに対して歯茎露出が25%以内
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中等度・・・歯の長さに対して20~50%の歯茎露出
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重度・・・歯の長さに対して50~100%の歯茎露出
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最重度・・・歯の長さに対して100%以上の歯茎露出
この分類はあくまで目安ですが、程度によって治療のアプローチも変わってきます。
ガミースマイルが引き起こす心理的影響
ガミースマイルは病気ではありません。
しかし、見た目のコンプレックスから、笑うことをためらったり、手で口元を隠したりするなど、自然な笑顔が難しくなることがあります。人前での会話や写真撮影にも抵抗を感じる方が少なくありません。笑顔に対する自信の欠如は、コミュニケーションへの消極性や自尊心の低下につながることもあるのです。
また、口元が開きやすくなることで口の中が乾燥しやすくなり、歯周病や虫歯のリスクが高まることもあります。歯茎の露出が多いことで歯の短さが強調され、全体的な口元のバランスが悪く見えることもあるでしょう。
歯の長さが短い・萌出不全がガミースマイルの原因に
ガミースマイルの原因は一つではありません。
骨格や唇の動き、筋肉の力など、さまざまな要因が組み合わさって生じることが多いのですが、その中でも「歯の長さ」や「歯の生え方」に関わる問題は非常に重要です。
歯冠長が短いとはどういうこと?
歯冠長とは、歯茎から見えている歯の部分の縦の長さのことです。
上顎の前歯の平均的な歯冠長は約10~11mmとされています。これより短い場合、相対的に歯茎の面積が大きく見えてしまい、ガミースマイルの印象を与えやすくなります。歯が生まれつき小さい「矮小歯(わいしょうし)」である場合や、食いしばりや歯ぎしりなどによって歯がすり減ってしまった場合も、同様に歯が短く見えてしまいます。
受動的萌出不全(Altered Passive Eruption)とは
受動的萌出不全は、ガミースマイルを引き起こす重要な要因の一つです。
通常、歯が生えてくる過程では、歯肉の縁が根の方向に移動していき、セメントエナメル境(歯と歯茎の境目)付近まで達します。この動きを「受動的萌出(Passive eruption)」と呼びます。しかし、この受動的萌出に異常がある状態、つまり歯肉の縁がセメントエナメル境付近まで達することができずに歯の切縁寄りに位置している状態が「受動的萌出不全(Altered Passive Eruption)」です。
この場合、歯は本来の長さがあるにもかかわらず、歯茎や骨が歯の表面に過剰に覆いかぶさっているため、歯が短く見えてしまいます。本来の歯の長さが歯茎の下に隠れている状態なのです。

歯肉が厚い・覆いかぶさっているケース
歯の大きさや骨格は正常でも、歯肉そのものに原因があるケースもよく見られます。
歯を支えている歯肉が過剰に発達している状態です。歯肉に厚みがあったり、歯の表面に広く覆いかぶさっていたりすると、歯が見える面積がその分小さくなります。その結果、笑ったときに歯肉のピンク色の部分が目立ってしまうのです。
また、歯周病の前段階である歯肉炎などで歯肉が腫れている場合も注意が必要です。炎症によって一時的に歯肉が歯を覆う面積が増え、ガミースマイルのように見えることがあります。この場合は、歯科医院での治療や日々の丁寧な歯磨きで歯肉の腫れが引けば改善が期待できるでしょう。
歯の長さに関わるガミースマイルの治療法
歯の長さや萌出不全、歯肉のかぶさりが原因のガミースマイルには、いくつかの治療選択肢があります。
原因を正確に診断した上で、患者さま一人ひとりに合わせた最適な方法をご提案することが重要です。
歯肉整形術(歯肉切除)
歯肉が歯に覆いかぶさり、歯が短く見えている場合に行う処置です。
余分な歯肉だけを少しだけ切除し、歯の本来の長さを露出させます。歯の長さは正常だけれど、歯肉が歯の表面に被りすぎている「萌出不全」の方や、歯肉のラインを少しだけ整えたい方が対象になります。
炭酸ガスレーザーを使用することで、出血を抑え、痛みや腫れを最小限に抑えながら、精密に歯肉のラインを整えることが可能です。施術も短時間で済み、術後の痛みや腫れもほとんどありませんが、後戻りもしやすい治療方法といえます。
歯冠長延長術(クラウンレングスニング)
歯肉の形成外科によって露出している歯肉を除去し、歯を大きく見せる方法です。
歯肉整形術よりも深い層まで処置を行い、場合によっては歯を支える骨の形も整えます。歯肉だけでなく、その下にある骨の形を調整することで、より安定した結果が得られ、後戻りのリスクも低くなります。
歯並びが悪い場合には、歯冠長延長術に加えてセラミックの被せ物の治療を併用する方法もあります。歯冠長延長術で歯肉の位置を変えて、セラミック矯正で歯の位置や形を美しく整えることができるのです。

矯正歯科治療によるアプローチ
歯が適切な位置まで生えきっていない、あるいは前方に傾いて生えていることで歯肉が目立つ場合、矯正治療が有効な選択肢になります。
矯正治療によって歯を正しい位置へ移動させるアプローチや、矯正用アンカースクリュー(TADs)と呼ばれる小さいネジを固定源としてゴムを用いて伸びすぎた上の前歯を骨の方向へ圧下(骨の中の方向に押し込む)させる方法があります。外科手術を伴わないため、患者さまへの負担が少ない有効な選択肢です。
インプラントを利用して前歯の位置を移動させる治療方法もあります。多少時間はかかりますが、自分の歯のままで治療できるという大きなメリットがあります。
他の原因との組み合わせも考慮する必要性
ガミースマイルは、単一の原因だけで起こることは少ないのが実情です。
歯の長さや萌出不全といった歯に関わる問題に加えて、骨格や唇の動きなど、複数の要因が組み合わさっていることがほとんどです。
骨格的な要因との関連
上顎の骨が縦に長い場合や前に突き出ている場合、歯や歯肉全体が下がって見え、少し笑っただけでも歯肉が露出しやすくなります。
上顎骨の垂直的過成長(Vertical Maxillary Excess)と呼ばれる状態では、意識しないと口が閉じにくく、口元が盛り上がって見えることがあります。笑ったときだけでなく、無表情のときも上の歯が見えていることもあるでしょう。このような骨格そのものに原因がある場合は、骨の位置を修正するアプローチが根本的な改善策として検討されます。
唇や筋肉の動きとの関連
上唇を引き上げる筋肉(上唇挙筋群)の力が強いと、笑ったときに唇が必要以上に上がり、歯肉が広く露出します。
筋肉の働きそのものが原因となるため、自然な笑顔でも歯肉が強調されやすくなります。また、上唇の厚みが薄い場合も、歯肉を覆える範囲が狭くなるため、わずかな笑顔でも歯肉が見えやすくなります。
このような場合には、ボツリヌス注射や上唇粘膜切除術(Lip Repositioning Surgery)といった、唇の動きをコントロールするアプローチが中心となります。ボツリヌス注射は上唇を上げる筋肉の働きを一時的に弱めることで、唇が過剰に上がるのを抑える方法です。効果は一時的で、一般的に3~6ヶ月程度とされていますが、患者さまへの負担が非常に少ない有効な選択肢です。

複合的な診断と治療計画の重要性
私たちの医院では、歯科用CTを用いた骨格の精密な分析や、口腔内写真・顔貌写真による唇の動きの観察、歯の長さの計測などを丁寧に行います。
これらの原因を正確に診断するためには、総合的な検査が不可欠です。検査から診断を行い、根拠に基づく治療を重視することで、患者さま一人ひとりに最適な治療計画をご提案できるのです。
例えば、「軽い上顎前突」×「上唇挙筋の過活動」×「歯の短さ」といった複数の要因が重なっている場合、歯肉切除だけでは十分な改善が得られないこともあります。矯正治療とボツリヌス注射を組み合わせる、あるいは歯冠長延長術とセラミック治療を併用するなど、複合的なアプローチが必要になることもあるでしょう。
表参道AK歯科・矯正歯科でのガミースマイル治療
当院では、ガミースマイルの原因を多角的に診断し、患者さま一人ひとりに合わせたオーダーメイドの治療計画をご提案しています。
矯正歯科、審美歯科、一般歯科のすべてに対応しているため、「1つの医院で完結」できることが大きな特徴です。虫歯や歯周病、親知らずなどの一般的な治療から、矯正治療、審美治療まで、トータルでサポートいたします。
当院の診療理念と特徴
当院は「『美〜beauty〜』を創る」という診療理念を掲げています。
歯・歯並び・歯肉・噛み合わせだけでなく、口元や顔貌バランスも診て提案する方針です。また、「『おもてなし〜Hospitality〜』の心を持つ」として、不安への配慮や安心して通える医院作りを目指しています。全室個室でプライバシーに配慮した設計となっており、カウンセリングルームも完備しています。
表側・裏側・マウスピースなど矯正装置の選択肢があり、患者さまのライフスタイルやご希望に合わせた治療方法をお選びいただけます。マイクロスコープやEr:YAGレーザーなどの先進医療機器を導入し、痛みに配慮した治療を行っています。
院長がすべての診断・治療計画を担当
当院では、院長である私がすべての診断・治療計画を担当しています。
日本矯正歯科学会、日本口腔インプラント学会、日本歯周病学会、日本歯科審美学会、東京SJCDなどに所属し、多くの研修会や講習会に参加してきました。インビザラインについては「プラチナエリート・プロバイダー」を受賞しており、豊富な経験と実績を持っています。
審美、矯正、口腔外科を専門分野としており、ガミースマイルのような複合的な要因が絡む治療においても、総合的な視点から最適な治療計画を立案いたします。
アクセスと診療時間
当院は表参道駅から徒歩3分、渋谷駅から徒歩5分という好立地にあります。
平日は11:30-15:00と16:00-19:30、土日祝は9:30-12:30と13:30-17:30の診療時間で、お仕事帰りや週末にも通いやすい環境です。24時間WEB予約とLINE相談が可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
電話番号:03-6452-6405
住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5丁目50-6 サクセス青山3F・8F
まとめ:あなたに合った改善方法を見つけましょう
ガミースマイルの原因は、骨格だけではありません。
歯の長さや萌出不全、歯肉のかぶさりなど、歯そのものに関わる問題が深く関係していることも多いのです。受動的萌出不全や歯冠長の短さ、歯肉の過剰発達など、さまざまな要因が考えられます。
治療法も、歯肉整形術、歯冠長延長術、矯正治療など、原因に応じて多様な選択肢があります。単一の原因だけでなく、骨格や唇の動きなど複数の要因が組み合わさっていることがほとんどですので、総合的な診断が不可欠です。
笑顔に自信を持ちたい、写真をもっと楽しみたい・・・そんな願いを、私たちが全力でサポートいたします。
まずはお気軽にご相談ください。あなたに合った改善方法を一緒に見つけていきましょう。表参道AK歯科・矯正歯科で、自信に満ちた笑顔を取り戻すお手伝いをさせていただきます。
表参道AK歯科・矯正歯科 院長:小室 敦

https://doctorsfile.jp/h/197421/df/1/
略歴
- 日本歯科大学 卒業
- 日本歯科大学附属病院 研修医
- 都内歯科医院 勤務医
- 都内インプラントセンター 副院長
- 都内矯正歯科専門医院 勤務医
- 都内審美・矯正歯科専門医院 院長
所属団体
- 日本矯正歯科学会
- 日本口腔インプラント学会
- 日本歯周病学会
- 日本歯科審美学会
- 日本臨床歯科学会(東京SJCD)
- 包括的矯正歯科研究会
- 下間矯正研修会インストラクター
- レベルアンカレッジシステム(LAS)
参加講習会
- 口腔インプラント専修医認定100時間コース
- JIADS(ペリオコース)
- 下間矯正研修会レギュラーコース
- 下間矯正研修会アドバンスコース
- 石井歯内療法研修会
- SJCDレギュラーコース
- SJCDマスターコース
- SJCDマイクロコース
- コンセプトに基づく包括的矯正治療実践ベーシックコース (綿引 淳一 先生)
- 新臨床歯科矯正学研修会専門医コース 診断・治療編(石川 晴夫 先生)
- 新臨床歯科矯正学研修会専門医コース 応用編(石川 晴夫 先生)
- レベルアンカレッジシステム(LAS)レギュラーコース
- 他多数参加






