口ゴボは顎関節のサイン?関節円板のズレがもたらす口元の変化を専門医が解説

執筆者情報:小室 敦

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口ゴボは顎関節のサイン?関節円板のズレがもたらす口元の変化を専門医が解説

口ゴボは顎関節のサイン?関節円板のズレがもたらす口元の変化を専門医が解説

 

口元の突出感、それは顎関節からのサインかもしれません

鏡を見たとき、口元が前に出ているように感じたことはありませんか?

いわゆる「口ゴボ」と呼ばれる状態は、単なる歯並びの問題だけではなく、顎関節の異常が関係している可能性があります。顎関節は、食事や会話など日常生活に欠かせない動きを支える重要な関節です。この関節内にある「関節円板」と呼ばれる組織がズレることで、口元の見た目だけでなく、顎の痛みや開口障害といった症状が現れることがあります。

顎関節症の患者さまの約7割近くに関節円板のズレが認められており、これが口ゴボや顎のズレといった見た目の変化を引き起こす要因となっているのです。

本記事では、日本歯科大学を卒業し、矯正歯科専門医として長年にわたり顎関節症や顎変形症の治療に携わってきた経験から、関節円板のズレと口元の変化の関係について詳しく解説します。顎関節の構造から始まり、関節円板がズレる原因、そして具体的な治療法まで、患者さまが抱える疑問に丁寧にお答えしていきます。

顎関節の構造と関節円板の役割

顎関節は、他の関節とは異なる特殊な構造を持っています。

左右両方の関節頭が体の中心線をまたいで連動し、前後・上下・左右と多方向に動く複雑な関節であり、一方の動きがもう一方にも影響を与える相互関係が特徴です。この関節は、下顎頭(かがくとう)、下顎窩(かがくか)、そして「関節円板」という3つの主要な構造から成り立っています。

関節円板とは何か

関節円板は、厚さ約2mm、長さ約15mm、幅約20mmの線維性軟骨組織です。

この組織は帽子のように下顎頭を覆い、下顎頭と下顎窩という骨のくぼみ・突起の間に位置しています。関節円板の最も重要な役割は、顎の動きの際に骨同士が直接擦れないようクッションとして機能することです。この円板のおかげで、顎関節はなめらかに開閉運動を行うことができ、私たちは痛みや違和感なく食事や会話を楽しむことができるのです。

正常な状態では、口を閉じているとき、関節円板は下顎頭と下顎窩の間に適切な位置で安定しています。口を開ける際には、円板が下顎頭とともに前方へ滑るように移動します。この滑走運動がスムーズであるほど、痛みや音のない自然な動きが保たれます。

顎関節が他の関節と異なる点

顎関節は、体の中でも特に複雑な動きをする関節です。

膝や肘といった他の関節が主に一方向に動くのに対し、顎関節は回転運動と滑走運動を同時に行います。さらに、左右の顎関節が連動して動くため、片側の異常がもう片側にも影響を及ぼすことがあります。また、歯列が運動を誘導し停止させるという特徴があり、上下の歯列および歯の咬合接触状態は顎関節の個々の構成要素と極めて密接な関係があります。

このような複雑な構造と機能を持つため、顎関節は日常生活の中で知らず知らずのうちに負担を受けやすく、関節円板のズレや変形といった問題が生じやすいのです。

関節円板がズレる原因とメカニズム

関節円板は本来、下顎頭にしっかりと付着していますので、簡単にズレることはありません。

しかし、顎関節に何らかの強い力が継続的に加わったり、瞬間的に激しい圧迫が加わったりすることで、関節円板は前方にズレる(転位する)ことがあります。関節円板は前後の接着状態が緩いため、特に前方にズレやすい構造になっています。

噛み合わせの不均衡と顎のズレ

噛み合わせの悪化は、関節円板のズレを引き起こす主要な原因の一つです。

米国整形・補装具学会(AAOP)のガイドラインによれば、RCP(後退接触位)とICP(中心咬合位)のズレが2mm以上、オーバージェットが6mm以上、臼歯部の多数欠損、片側性クロスバイト、前歯部開咬などが咬合と顎関節症の関連性を示す指標とされています。これらの咬合の不具合により、左右の顎にかかる力のバランスが悪くなり、顎関節を圧迫することで関節円板はズレやすくなります。

また、上下顎や体の中心軸のずれも関節円板に負担をかけます。顎や骨格の不均衡があると、顎関節に偏った力が加わり続け、関節円板が徐々に前方に押し出されていくのです。

歯ぎしりや食いしばりの影響

歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、関節円板のズレが起こりやすい傾向にあります。

歯ぎしりの癖がある方は、前後左右に強い力で顎をギリギリ、ガリガリ動かしますが、このような状態が長期間に及ぶと関節円板は前にズレていきます。特に睡眠時の歯ぎしりは、自分では気づきにくく、無意識のうちに顎関節に大きな負担をかけ続けることになります。精神的ストレスによる噛み締め行為も、顎関節に強い負荷をかける要因となります。

日常生活の習慣と外傷

頬杖、就寝姿勢、テレビの位置などの日常習慣も、顎関節に負担をかける要因となります。

頬杖をつく習慣がある方は、片側の顎に継続的に圧力がかかり、関節円板のズレを引き起こす可能性があります。また、俯せ寝や横向き寝も、顎に不自然な力が加わる原因となります。吹奏楽器の演奏など、特定の活動によって顎に負荷がかかることもあります。

さらに、手術や事故による外傷・後遺症、交通事故(特に追突事故)なども、顎関節に瞬間的に激しい圧迫が加わることで、関節円板の転位を引き起こすことがあります。スポーツや特定の食べ物を噛むことに関連した外傷も、関節円板のズレの原因となる可能性があります。

その他の要因

リウマチなどの全身疾患も、顎関節に影響を及ぼすことがあります。

また、一般的な関節の過可動性は、顎の関節頭に関連して関節円板の可動性を増加させる可能性があり、これは関節円板の転位の一因となる可能性があります。いくつかの研究は、関節の過可動性が関節雑音の危険因子であることを示しています。

関節円板のズレが引き起こす症状

関節円板がズレると、下顎頭と下顎窩が直接ぶつかるようになります。

関節円板が引っかかりを起こすため、骨と骨がこすれたり、ぶつかるような音が顎から発生したり、痛みが出ます。また、顎関節周囲の筋肉も過緊張を起こすため、痛みが出ることもあります。関節円板のズレによる症状は、変形の程度によって異なります。

関節円板の変形が軽度の場合

変形やズレが比較的軽い場合は、開口途中で下顎頭が関節円板の下に入り込み、口を開けることができます。

その際に「カクッ」と音がするのは、関節円板が一時的に正しい位置に戻るためです。この状態は「後退を伴う関節円板の移動」と呼ばれ、顎を動かした際の顎関節のクリック音が特徴です。口を開ける際にクリック音(カクンという音)が生じ、閉口時にも再び音がすることがあり、開閉口の両方で音が出る場合を「相反性クリック」と呼びます。

転位の程度が軽い場合は一時的な音のみで済みますが、ズレが大きくなると動きに制限が出ることもあります。また、隙間移動の際に下顎が一時的に偏位することもあります。

関節円板の変形が大きい場合

関節円板が前方に大きく転位(ズレ)していると、顎を開ける際に関節空間が狭くなります。

「シャリシャリ」「ジャリジャリ」「ガリガリ」といった摩擦音がしたり、顎の動きが引っかかって痛みを伴うことがあります。関節円板の変形が激しい状態であり、関節隆起と下顎頭部の変形により、骨関節炎あるいは変形性関節症と呼ばれる状態になります。関節円板のズレが慢性化しているため、顎関節内は異常をきたしており、顎関節症の様々な病状が発症していると考えられます。

口が開かなくなる状態

関節円板が変形してしまうと、開閉口のどの位置でも正常な動きが得られず、違和感や痛みを感じることがあります。

下顎頭の位置に関係なく関節円板が転位すると、不可逆的な関節円板の転位が生じ、顎が構造的にロックされてしまいます。この状態を「開口能力が制限された非可逆的な関節円板の転位」と呼び、口を開く機能が明らかに制限されており、顎の機能が損なわれています。影響を受けた側に開口の際の変形が見られることもあります。

また、以前に顎関節のクローズドロックの病歴があるものの、現在は開口能力が制限されていない「開口能力が制限されていない非可逆的な関節円板の転位」という状態もあります。この場合、無症候性であることが多いですが、将来的に症状が再発する可能性もあります。

その他の症状

関節円板のズレは、顎関節の症状だけでなく、全身にも影響を及ぼすことがあります。

耳鳴りがする、顎の筋肉に異常が生じる、頭痛や肩こり、めまいなどを引き起こすこともあります。顎の周囲は筋肉・軟骨・神経など多くの組織が関係しており、少しのズレでも複数の症状を引き起こすことがあるのです。

口ゴボと顎関節の関係

口ゴボとは、横顔を見た際に口元が盛り上がっている状態のことです。

突出感が強く、口元のコンプレックスになりやすいため、お悩みになる方が多くいらっしゃいます。歯の並びはきれいなのに口元の印象が悪い方は、口ゴボの可能性があります。この口ゴボは、単なる歯並びの問題だけでなく、顎関節の異常や顎のズレが関係していることがあります。

顎のズレが口元に与える影響

顎のズレは、上顎や下顎の大きさや位置の違いが原因で起こることが多く、「顎変形症」と呼ばれています。

これが原因で歯並びの乱れや顔の歪みが生じたり、顎関節や筋肉に負担をかけたりする場合もあります。顎変形症は、上顎や下顎の骨の大きさ・位置の異常によって噛み合わせにズレが生じる状態です。代表的な症状には、上顎が前に出た「上顎前突(出っ歯)」、下顎が突き出た「下顎前突(受け口・しゃくれ)」、上下の顎が左右にずれている「顎の偏位」などがあります。

口ゴボの場合、奥歯の嚙み合わせの崩れや、前歯がかみ合っていないことにより、顎の関節に負担をかけ関節症の原因になることがあります。関節円板のズレが進行すると、顎の位置がさらに変化し、口元の突出感が増すこともあります。

口ゴボのセルフチェック

鼻と顎をまっすぐに結んだライン(一般にはEラインと呼ばれます)を想定し、人差し指を鼻と顎先に沿わせてみてください。

唇が少し触れる程度なら、輪郭が整っている可能性が高いです。反対に、唇や口周りが大きく当たる場合は口ゴボが疑われます。他にも次のようなサインを確認してみてください。口元が盛り上がっていて口を閉じづらい、意識していないと口が開いたままになる、口を閉じると下顎の先端にしわが寄る、口を閉じようとすると鼻の下が伸びる、といった症状が目立つ方は、一度専門医にご相談されることをおすすめします。

口ゴボを放置するリスク

口ゴボの状態では口を閉じにくく、口腔内が乾燥しやすいです。

唾液の自浄作用が低下するため、虫歯や歯周病のリスクが高まります。さらに、免疫力の低下により風邪やインフルエンザなどの感染症にもかかりやすくなることが報告されています。また、かみ合わせの乱れは発音にも影響し、特に「サ行」や「タ行」などの音がはっきりと発音しづらくなることがあります。

顎関節に過剰な負担がかかりやすいため、顎の痛みや疲労感を感じやすくなり、場合によっては頭痛や肩こりなど全身の不調を引き起こすこともあります。見た目の面でも、受け口や出っ歯、顔の歪みなどが目立ちやすくなり、自信を失ってしまう方も少なくありません。こうした見た目の変化は、精神的なストレスや自己肯定感の低下につながることがあります。

顎変形症のタイプと特徴

顎変形症は、上下の顎の骨格バランスに問題があることで、見た目や噛み合わせに大きな影響を与える症状です。

ここでは、代表的なタイプをご紹介します。顎変形症には、上顎前突症、下顎前突症、小下顎症・下顎後退症、上顎後退症、開咬症、顔面非対称などのタイプがあります。

上顎前突症(出っ歯)

いわゆる「出っ歯」の中でも、上の顎の骨そのものが前方に突き出している状態を指します。

歯の傾きが原因の出っ歯とは異なり、骨格自体に原因があるため、矯正治療だけでの改善は難しく、外科的なアプローチが必要になることがあります。上顎前突症の方は、口元の突出感が強く、横顔のバランスが崩れやすい傾向にあります。

下顎前突症(受け口)

「受け口」とも呼ばれるタイプで、下の顎の骨が前に出すぎている状態です。

下顎の前歯が突き出しているだけであれば矯正治療で対応可能ですが、骨格のずれが原因であれば顎変形症と診断されます。下顎前突症の方は、顎先が前に出て、横顔が凹んだような印象になることがあります。

小下顎症・下顎後退症

下顎の骨が十分に発達せず、小さすぎる状態を「小下顎症」といいます。

横顔で顎が後ろに引っ込んで見えたり、口元が閉じづらかったりすることがあります。遺伝や発育過程での影響が関係していることもあります。小下顎症の方は、顎のラインが弱く、首との境界が不明瞭になることがあります。

上顎後退症

上顎の骨の成長が不十分なことで、顔の中央がへこんだように見える症状です。

上下の前歯の位置関係が逆になる「受け口」を伴うケースも多く見られます。上顎後退症の方は、鼻の下から口元にかけての立体感が乏しく、平坦な印象になることがあります。

開咬症

奥歯は噛み合っているのに、前歯が噛み合わず、常に隙間が空いてしまう状態です。

前歯で食べ物を噛み切ることが難しく、発音や見た目にも影響する場合があります。開咬症の方は、口が閉じにくく、口呼吸になりやすい傾向があります。

顔面非対称(顔のゆがみ)

顔の左右非対称は、上顎や下顎の骨格に生じた左右差が主な原因です。

上顎にずれがあると口角の高さが不揃いになり、下顎に問題があるとあご先や下唇が片側に寄って輪郭全体がゆがんで見えます。見た目の印象だけでなく噛み合わせや発音にも影響するため、正確な診断と治療が必要です。

表参道AK歯科・矯正歯科の診断と治療

矯正治療は、歯並びを整えるだけでは本当の改善にはつながりません。

顎の位置や噛み合わせ、横顔とのバランスまで正確に把握することが、美しい口元と健やかな噛み合わせを実現する鍵です。表参道AK歯科・矯正歯科では、AIを活用した独自のデジタル診断を導入しており、矯正治療のインストラクターとして歯科医師に指導を行う経験豊富な歯科医師が担当します。

デジタル診断による精密な評価

診断後の精密検査により、矯正だけでなく顎関節や顎のズレまで含めた総合的な診断を行います。

当院のデジタル診断は、単なる評価にとどまらず、治療方針の策定に直結します。顎のズレや噛み合わせの状態を正確に把握し、咀嚼や発音などの機能面まで考慮した、見た目と機能の両立を目指す包括的な治療をご提供いたします。MRI検査に基づき、患者さまの症状を的確に診断し、適切な治療を行います。

矯正治療による改善

顎変形症に対する矯正治療は、歯の位置を整え、噛み合わせを改善することで機能性と見た目のバランスを整える治療です。

ワイヤー矯正やマウスピース矯正が用いられ、食事や発音がしやすくなり、審美的な印象も向上します。ただし、骨格の大きなずれがある場合は、矯正だけでの解決が難しく、外科的矯正と併用することが一般的です。治療の適用範囲や方法は、専門医による診断をもとに決定します。

外科的矯正治療

骨格のずれによってかみ合わせや顔立ちに影響が出ている場合、歯並びだけを整える矯正治療では根本的な改善が難しいことがあります。

そのため、必要に応じて「外科的矯正治療(顎矯正手術)」を併用します。この治療では、矯正歯科と口腔外科が連携し、顎の骨を理想的な位置に移動させてかみ合わせを整えます。手術は口腔内から行うため、顔に傷跡が残ることはありません。成長が終わった17〜20歳頃を目安に、術前矯正、手術、術後矯正の流れで進められます。

なお、顎変形症は「保険適用」の対象であり、所定の施設であれば矯正治療や手術・入院費用も健康保険の範囲で受けることが可能です。

その他の治療法

関節円板のズレがひどい場合は、関節腔内に局所麻酔をして、徒手的に関節円板のズレを直すことを試みる「パンピングマニュピレーション」という方法があります。

炎症がひどいときは、点滴注射で関節の中を洗浄する「関節腔内洗浄療法」を行うこともあります。関節円板が癒着し、関節の中で動かなくなった場合は、入院して全身麻酔で顎関節を開放する手術が適用されることもあります。癒着の程度によっては、内視鏡による手術が適用される場合もあります。

また、透明の樹脂でできたスプリントと呼ばれるマウスピース状の装置を着ける「アプライアンス療法」も有効です。噛み合わせを調整しながら、関節円板を元の位置に戻したり、噛み締め時の顎関節の負担を軽減したりできます。筋肉の電気的マッサージ(マイオモニター療法)や温湿布により血行を良くする「理学療法」も併用することがあります。

予防と日常生活での注意点

顎関節症の予防と再発防止には、日常生活の習慣を見直すことが大切です。

食事では奥歯に負担をかける硬いものは控える、左右バランスよく噛む、頬杖をつかない、俯せ寝をしないなど、顎に負担をかけるような生活習慣を改善することが重要です。また、ストレスをためないよう、リラックスする時間を持つことや、正しい姿勢を意識することも効果的です。

セルフケアのポイント

顎を大きく開けすぎない、日中食いしばってないか意識する、硬い食べ物を避ける、片側で噛む癖をやめる、姿勢を正すといった、普段の生活を見直すことが第一歩です。

特に、デスクワークの方は、猫背やスマホの長時間使用などで頭が前に出る姿勢になりやすく、顎関節に負担をかけるため注意が必要です。また、睡眠時の歯ぎしりや食いしばりが気になる方は、マウスピースの使用を検討されることをおすすめします。

早期発見・早期治療の重要性

「顎が痛い」「口を開けにくい」「音がする」といった症状がある場合には、早めに歯科医師にご相談ください。

顎関節症は、外見上は目立つ症状がなくても、ご本人にとっては痛みや違和感など、生活に支障を感じることのある疾患です。症状が軽いうちに適切な治療を受けることで、重症化を防ぐことができます。また、定期的な検診を受けることで、顎関節の状態を把握し、早期に問題を発見することができます。

まとめ:口元の変化は顎関節からのサイン

口ゴボや顎のズレは、単なる見た目の問題ではなく、顎関節の異常が関係している可能性があります。

関節円板のズレは、顎関節症患者さまの約7割近くに認められており、口元の突出感や顎の痛み、開口障害といった症状を引き起こす主要な要因です。噛み合わせの不均衡、歯ぎしりや食いしばり、日常生活の習慣、外傷など、様々な要因が関節円板のズレを引き起こします。

関節円板のズレによる症状は、変形の程度によって異なり、軽度の場合は「カクッ」という音がする程度ですが、重度になると「シャリシャリ」という摩擦音や痛み、口が開かなくなるといった深刻な症状が現れます。口ゴボの状態を放置すると、虫歯や歯周病のリスクが高まるだけでなく、発音障害や全身の不調、精神的ストレスにもつながります。

表参道AK歯科・矯正歯科では、AIを活用した独自のデジタル診断により、顎関節や顎のズレまで含めた総合的な診断を行い、見た目と機能の両立を目指す包括的な治療をご提供しています。矯正治療や外科的矯正治療、マウスピース療法など、患者さま一人ひとりに合った治療法をご提案いたします。

顎の不調や口元の変化が気になる方は、早めに専門医にご相談されることをおすすめします。適切な診断と治療により、健やかな顎関節と美しい口元を取り戻すことができます。日常生活の習慣を見直し、顎に負担をかけないよう心がけることも、予防と再発防止に重要です。

顎の痛みや口元の変化にお悩みの方は、ぜひ表参道AK歯科・矯正歯科までお気軽にご相談ください。経験豊富な専門医が、患者さまお一人おひとりに最適な治療プランをご提案し、見た目と機能の両方を改善できるようサポートいたします。

表参道AK歯科・矯正歯科 院長:小室 敦

院長 小室 敦

https://doctorsfile.jp/h/197421/df/1/

略歴

  • 日本歯科大学 卒業
  • 日本歯科大学附属病院 研修医
  • 都内歯科医院 勤務医
  • 都内インプラントセンター 副院長
  • 都内矯正歯科専門医院 勤務医
  • 都内審美・矯正歯科専門医院 院長

所属団体

  • 日本矯正歯科学会
  • 日本口腔インプラント学会
  • 日本歯周病学会
  • 日本歯科審美学会
  • 日本臨床歯科学会(東京SJCD)
  • 包括的矯正歯科研究会
  • 下間矯正研修会インストラクター
  • レベルアンカレッジシステム(LAS)

参加講習会

  • 口腔インプラント専修医認定100時間コース
  • JIADS(ペリオコース)
  • 下間矯正研修会レギュラーコース
  • 下間矯正研修会アドバンスコース
  • 石井歯内療法研修会
  • SJCDレギュラーコース
  • SJCDマスターコース
  • SJCDマイクロコース
  • コンセプトに基づく包括的矯正治療実践ベーシックコース (綿引 淳一 先生)
  • 新臨床歯科矯正学研修会専門医コース 診断・治療編(石川 晴夫 先生)
  • 新臨床歯科矯正学研修会専門医コース 応用編(石川 晴夫 先生)
  • レベルアンカレッジシステム(LAS)レギュラーコース
  • 他多数参加

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審美歯科

治療内容口元に「美しさ」をプラスする治療
費用¥55,000〜¥165,000(税込)
治療後のリスクセラミックの破折、色調の再現に限界があります

インプラント

治療内容欠損部分に人工歯を取り付ける治療
費用1歯あたり ¥280,000〜¥425,000(税込)
治療後のリスクインプラント周囲炎の可能性があるためメンテナンスが必要

ホワイトニング

治療内容気になる歯の着色を白くする治療
費用¥24,000〜¥48,000(税込)
治療後のリスク場合によっては後戻り・知覚過敏になる可能性があります

矯正歯科

治療内容歯並びをよくする治療
費用110,000〜¥1,320,000(税込)
治療後のリスク場合によっては後戻りが考えられます

ガミースマイル

治療内容歯茎のラインをきれいに整える治療
費用¥16,500〜¥275,000(税込)
治療後のリスク疼痛・出血などを生じる事があります

重度歯周病

治療内容再生療法をはじめ、清掃性の向上のための治療
費用¥27,500~¥77,000(税込)
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入れ歯

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費用¥110,000~¥495,000(税込)
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